マーケティング・マネジメントの教科書

【マーケティング】マーケティングとは?マーケティングの定義と正しい認識

様々なところでマーケティングの重要性が叫ばれている中、断片的、部分的な手法や項目だけ書かれていることが多く、実際に何をどの様に行っていくのか体系的な事がわかりにくく、また中にはセリングを行うことだけに触れ「売り込むことがマーケティング」の様な内容も多くありました。

酷いものでは、マーケティングは「客が欲しくもないものでも、価値のないものでも、価値があるように見せ洗脳的に売り込む」そのような解釈で発信されている内容もあります。

それが、是か非かは分かりませんし「売上に繋げる活動」と言う意味の方法論で言えば正しいのかもしれません。結局、そのような断片的な内容、手法ではなかなか理解できず、

「マーケティングって、結局何なの???」

「それが、マーケティングなのか?」

と言う疑問を解消できないでしょう。これから、マーケティングを理解したいと思う方がなるべく体系的に理解を深められるようにと考え作成しました。

マーケティングの定義

日本マーケティング協会(JMA)の定義によれば以下のことを行うとされています。

定義

マーケティングとは、企業及び他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合活動である

これをかみ砕いて説明すると「企業及び他の組織」とは、営利組織だけではなく、非営利組織(教育機関、医療機関、行政)を含み、国や地域などを越え、地球全体(国内外の社会、文化、自然環境など)を対象とした広い視野で、また自分よがりで顧客(消費者、取引先、個人、地域住民など)に一方的にアプローチをするのではなく、相互の理解を深め、また得て、そして、市場において公正な競争の基、市場の創造をしていく総合的な活動という事です。

よく「マーケティングは、製品、サービスを売るための活動」と言われる事もあります。実際に間違いではないと思いますが、そこだけが強調され「製品、サービスを売るためのだけの活動」と誤認されている人も多いのではと感じます。

ただただ「売るためだけ」では、行き着く果ては「ハード・セリング(激しい売り込み)」になり、今日のような情報化され、人々が繋がるネットワーク化された時代においては、反感の火種はあっという間に広がり、また、飽きられ逆に何も売ることも、得ることも出来ない「悪状況へのマーケティング」になってしまうと思います。

「人々の役に立ってこそ」と言った、本質的な事を忘れずに、マーケティングを行いより良い利益につなげて行くこと。それを踏まえた上で、まず「知る」次に「覚える」そして「実践する」であり、またそのための一歩とし、当サイトがあなたの役に立てればと心から思います。

順番として、カテゴリーの上から順に呼んでいただければ理解しやすいので、ぜひ、参照ください。

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